【競技課題】
　「超絶機巧（すごロボ）」、ロボットによるパフォーマンス競技です。

【開発コンセプト】
　私達は、倒立コマが回転している動きのイメージから、臨場感あふれるフィギュアスケートの世界観を凄技ロボットで表現する事を目標に、ジャイロ効果による姿勢制御を主軸に4つの課題に挑戦しました。
【課題①】静止状態から自ら１本足で自立し、安定した姿勢を保つ
【課題②】フィギュアスケート選手らしい腕の動き、スピンあるいは静止などの回転制御
【課題③】靴ロボットによる目標地点（ジャンプ台）への移動
【課題④】ジャンプ台ロボットによるスケーターロボの跳ね上げ及び空中での回転と姿勢制御
　　　　　　こちらはジャンプの最終確認映像になります。
　氷上のアスリート「アクセル姉さん」、その演技を陰で支える靴ロボットとジャンプ台ロボット、この３台のロボットが織りなすフィギュアスケートの世界を実現します。

【ロボットの特徴】


①スケーターロボット：アクセル姉さん	②靴ロボット	③ジャンプ台ロボット	④スケートリンク
1本脚で自立するフィギュアスケート選手を模したロボット。上半身の各関節にサーボモータを配置し、人間らしい質感や動き、安全性の面から彫刻したスポンジを使用し、手製の煌びやかな衣装で纏う事でフィギュアスケート選手らしい華やかさを表現。	スケーターロボをアームで受け止め、押す事で、スケーターロボの意図的な移動を実現	スケーターロボをステージ上の定位置で歳差運動を少なく保ち、　ステージを跳ね上げてジャンプさせる。	パフォーマンスは、スケートリンクを模した白い板の上で行う。靴ロボットは床に紛れてスケーターロボを押し、移動を陰で支える。　リンクの周囲のスポンジや段プラは、着地の衝撃からコートとスケーターロボを護る。
アクセル姉さんの自立機構		ジャンプ台ロボットの跳ね上げ機構
	直径48cmの円盤を回転する事でジャイロ効果が発生し、コマの様に立ち上がり、安定した姿勢を保つ。　さらに左右のファンの送風により、更なる姿勢の安定を図るとともに上半身部の回転を制御。		ステージを定加重ばねで斜め上方向に上昇させつつゴム動力により前方に展開する事で、スケーターロボをジャンプ台の前方上空に跳ね上げて、ジャンプさせる。